日本ではちょっと珍しいデモ行進。
シュプレヒコールの波間を練り歩く多数の人々の中に、スローガンが書かれた幕を二人一組で持つ姿が、ニュース画面に映し出されます。
このように、役割的には看板と酷似しているのですが、看板ほどの耐用性は必要ない、一定期間の使用に耐えられればいい、という場合には横断幕が適しています。
やはり看板となると、製作にも維持にもコストが掛かってきます。
また、取り付けもそれなりの技術をもって専門的に行う必要があります。
そうした大掛かりなものにするには及ばない、昼も夜も人の視線をキャッチする必要はない、ある一定の時間内、その場所に存在する人だけをターゲットにした告知、あるいは宣伝であればいい、というケースに横断幕は効果的なのです。
手に持てるコンパクトなものからビル壁面に取り付ける巨大なものまで、サイズも豊富な上、看板とは比較にならない低コスト。
その上取り付けも簡単で、持ち運びや収納にも困りません。
必要なときに出して使う、繰り返し使用するのであれば、更に便利というわけです。
今や町の至るところで見る横断幕。
横長の布に文字やコピー、スローガンなど主張したい端的な文言が記され、壁面に固定したり、四隅を留めたり、両端を棒に固定して使われるものです。
主に広告や宣伝、告知を目的とした活用が多いほか、様々な種類の催し物やスポーツ競技の応援などに利用されます。
それに対し、同様の縦に長いものを懸垂幕、または垂れ幕などと呼びます。
ただ、メーカーでは様々なデザインのものを製作しており、お客の希望が縦長のものもあれば正方形に近いものもあり、その形状自体は単に横に長いものだけとは限りません。
総じて横断幕と呼んでしまっても構わないでしょう。
高速道路を走行中、運転注意を促すものや、点検、補修による通行止めなどを告知するものが、跨道橋に装着されているのは何度も目にします。
建築中マンションの壁面に販売告知や入居者募集の文言が書かれたものもあちこちで見かけます。
紙での入稿になると、印刷会社の側で一度データ形式に変換する手間がかかるからです。
細かいデザインのロゴや小さな文字はデータに変換するのに時間がかかるため料金が高くなることがあります。
デザイン料を含んだ価格の場合、紙による入稿からデザインを起こしますのでデータへの変換で別途料金が発生することはありません。
データの入稿にはどの印刷会社でも細かい取り決めがあります。
本来なら印刷会社で行うべき作業をこちらですべて統一して済ませておくことによって、余分な費用をカットした価格となっているのです。
ですから、入稿のデータはすぐにでも印刷に取りかかれるようなデータでなければならないのです。
ワードやエクセルなど一般的に使われているソフトウェアのファイル形式では、印刷に適したファイル形式に変換できないことが多いので、イラストレーターなど印刷に適した形式で入稿します。
入稿に関して不明な点はメールで質問して、正確なデータを送るようにしましょう。
実店舗を訪れての注文であれば、直接担当者にこちらの希望を伝えることができます。
しかし、ネットショップという特性上それは叶いません。
ですから、のぼりのデザインを何らかの方法でショップに送る必要があります。
一般的にデータ形式での入稿が普及しています。
データ形式の入稿には、メールでの送信やデータ転送サービスの利用、CD-ROMなど各種メディアでの入稿、紙の原稿による入稿などがあります。
メールではデータを添付ファイルとして送信します。
要望などを分かりやすくメールの本文で伝えます。
データのサイズが大きい場合にはデータ転送サービスが良いでしょう。
メディアに保存して送る場合には、メディアを郵送します。
次回は紙による入稿についてお話しします。
随分前の話ですが、新しくレストランができたとき家族で行ってみると、外見があまりにもファミリー向けではない。
おしゃれでヨーロッパのカフェ風でした。
下の子がまだ小さかったので、「ここは無理だな」と帰ろうとしたのですが、相方が「お子様メニューあります」というのぼりを見つけてドアを開けました。
入ってみると、おしゃれな雰囲気はありますが、堅苦しくなく多くの子供連れの家族で賑わっていました。
「外観からファミリー向けにすればいいじゃない」と思ったものですが、諸事情でそれが叶わない時、のぼりは雰囲気を和らげる効果があるのだと感じた出来事です。
そののぼりによって私たちは常連になりました。
そのお店は一時期改装ということで閉店していた期間があったのですが、のぼりで「○月○日新装オープン」とひと目で情報が伝わってきていて、なんだか安心感を覚えたことを思い出しました。
風になびくだけであまり誰も見ていないのでは?と思ってしまいますが、のぼりがあるのと無いのでは店の印象が大きく変わるということを覚えておきましょう。

